ThinkVantage 省電力マネージャーの設定
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タスクバーにバッテリー残量のメーターが表示されるのね。
でもこのメーターが全くアテにならないというか。
残り80%くらいあったかと思えば、いきなり30%に減少したり。
残時間表示に切り替えることもできるんだけど、これも表示が不安定。
中古で買ったからバッテリーが劣化しているのは仕方がないとして、せめてまともに残量を表示してくれないかなと思う。
とりあえずバッテリーをリセットして様子を見てみよう。
タスクバーのメーターを右クリックして「省電力マネージャー」を起動する。最初に表示されるのは簡易的な設定画面なので、右上の「アドバンス」をクリックして表示を切り替える。
「バッテリー」タブを選択後、「バッテリーのメンテナンス」をクリック。
「リセットの実行」をクリック
内容を確認したら「続行」をクリック。
バッテリーの満充電→放電→満充電のサイクルを行うことによって、内部ゲージをリセットして残容量が正しく表示されるようにするらしい。場合によっては容量が増えることもあるとか。胸を躍らせつつ小一時間ほど待ち続ける。ワクワク。
……はい完了。結果はどうなったのかな?
Before
赤丸部分に注目。定格容量(新品の時の容量)が31.68Whで、リセット前は13.64Whだから、使用量が半分になるくらい劣化していたわけだね。
After
残容量が10.81Whって、リセット前より減ってるじゃないですか。
なんか左上に表示されている状態も「良好」から「普通」になってるし。
やだー。
満充電からのバッテリー駆動の残り時間は約30分程度。で、実際に使ってみるとやっぱり全然持ちません。普通に操作していると10分くらいで電源が落ちる。素直にACアダプタ接続で使って、停電時のデータ消失を防ぐための予備バッテリーとして割りきって使ったほうがいいみたいね。
気を取り直して他の設定も確認してみよう。
再度「バッテリーのメンテナンス」を開いて、「充電のしきい値」を「カスタム」に変更。とりあえず60%になったら充電開始、65%になったら充電停止にする設定にした。
理由は下記のページを参照。
バッテリーの寿命を延ばす方法 - Lenovo Support (JP)
バッテリーの性能が低下する主な原因は使用年数、充電サイクルの回数、フル充電の合計時間、高温です。
バッテリーをめったに使用しない場合にバッテリーの寿命を最大にするには、バッテリー充電の閾値を40%で充電を開始し、50%で停止するように設定し、ThinkPadが熱くならないように保ちます。 この閾値はLenovo 省電力マネージャーのバッテリー保守で調節できます。
ACアダプタを繋ぎっぱなしで使用する場合、常に満充電にしておくとバッテリーの劣化を早めるらしい。このバッテリーは既に劣化しまくっているしょんぼりバッテリーだけど、まあ、余命いくばくもないお年寄りを少しでも労ってあげたいと思うのです。
「電源プラン」タブを開いて、左にある電源プランの「マックス・パフォーマンス」を選択する。省電力を気にする必要がないからね。でもデフォルトでは液晶バックライトの輝度が明るすぎるから、右にあるゲージで適宜調節。
「共通省電力設定」タブの一番下に、CPUの省電力設定の項目がある。デフォルトでは「自動」になっているけど、「使用しない」に切り替える。これはコイル鳴き対策。
ThinkPadにかぎらず、古いノートPC一般で起こり得る現象なんだけど、なんかPCから「キーン」とか「ジジジジ」とかいう高周波のモスキートノイズが聞こえてくる時があるのね。これを「コイル鳴き」という。どうやら部品の劣化が関係しているらしいけど、PCの省電力設定を見直すと緩和されることが多い。
で、ご多分に漏れずこのPCも微妙にキーンという音が聞こえてくる(ような気がする)から、とりあえず設定を変えて様子をみようというわけ。 ひょっとしたら私が毒電波を受信しているだけなのかもしれないけど。
最後に「オプション」タブで「省電力メーターをタスクバーに表示する」のチェックを外す。どうせACアダプタ接続で使うんだから、バッテリーの残量を表示する必要がないからね。
省電力マネージャーを開きたいときは、FunctionキーとF3キーを同時に押せば上の画面が表示されるので「設定の管理」をクリックすればよい。この同時押しでディスプレイの電源を切るように設定を変えることも可能。
長々と書きましたが、当方の環境ではバッテリーリセットでは大した効果は得られず徒労に終わっただけでした。残念無念。